2015年のトレンド、EC業界はここが問われる!

eコマースのツボVol.001
今回より新シリーズです。

eコマース事業者の皆様にお役立ちできる情報の発信も、私たちの大事なミッションと捉え、新シリーズを開始します。

2014年の振り返り

今はまさに年度末、統計情報や白書の発表が相次ぎ、EC業界の皆様にとっても刺激の多い時期と思います。
 先日も東京IT新聞にインプレス社による「インターネット通販TOP100調査報告」の抜粋が掲載されていました。対象は個別店舗かつ直販のようで、モールは調査の対象外でしたが、1店舗として堅調に伸びて1位を独走するamazonと、そこへの出店率の高まりが見どころではないでしょうか。
「モールの出店数」の調査では、amazonのシェアは小さく見えますが、一説では昨年時点で楽天市場(約4万2千)の4倍近く(約16万)の出店があると言われています。

参考:https://eczine.jp/article/detail/480

今回はそんなamazonが「いちサイトとしても」「モールとしても」注目される理由を考えてみます。

amazon独走の理由とは?

ファッションの流行は作られるもののようですが、eコマース界はあくまでもユーザーのニーズから進化を求められ、上手く適合するサービスが伸びている印象です。
つまり現在のECサイトや他のモール(以降の「大手モール」は国内大型ECモールを指します)を使ってみた結果、満足感が低いポイントをamazonが早期解決しているからこそ現在の独走態勢がある訳です。
Yahoo!も昨年「すぐつく」というサービスをテスト運用していましたが、なんとamazonはその5年も前の2009年から「当日お急ぎ便」を開始し好評を得ています。豊富な自社在庫と強靭な配送網があり、まさにロゴの通り「aからzまで何でも」すぐに届くようになりました。
このように独走態勢には単純な集客だけに留まらない、利便性によるブランド効果が多分に作用しています。

実は、他にも大手モールには課題を感じており、私の中でもamazonが独走しています。その3つのポイントをあげてみましょう。

ポイント1 amazonの快適さ

筆者もamazonが大好きです。何故か?と聞かれたら以下2点が挙げられます。

  • 靴などのサイズ検索が便利
  • 届かなかったことがない

ものすごく、当たり前の話ですよね(笑)でも実は大手モールにはこの「当たり前」が無いんです・・・(苦笑)

ポイント2 大手モール出店者の質

SPAMと言えばメールですが、大手モールでは「何とかして店舗に呼びこもう!」と強引に検索にヒットさせるための言わば「SPAM出品」が目立ちます。
もちろん、そんな出店者はわずかだと信じたいのですが、おびただしい出品量のため、まさに「悪貨が良貨を駆逐する」状態になっています。
詳しくはこちら(https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=17949)で対策も含めてご覧ください。
悲しいかなamazonへの出店者が増えゆく現在、似た状況を見かける事もあります。amazonから発送される商品なら、そんな事はありませんが・・・

ポイント3 在庫管理の問題

私の実体験ですが、このお正月に大手モールで3つの注文をしました。
早く着かないかなぁ・・・とワクワクしながら一週間ほど待っても1つしか届きません。どうしたものかとメールを見ると
その商品は欠品中でキャンセルとします。
なんだそりゃ(怒)!どうして欠品中の商品が掲載されているんだ!しかもそのうち1つは「メーカー取り寄せ」の注釈がないものをわざわざ指定したのに!
思わずモールにも抗議メール。当然、無視されていますが(笑)
幸い、期日までに実店舗で買い求める事ができ不自由はしませんでしたが、振り返れば
時間を節約したくネット注文しているのに、不自由なシステムで絞り込みに長時間かかり、6割強の確率で買えない
という本末転倒な結果に終わったのです。2度と大手モールで注文をしまいと心に誓った瞬間です。

まとめ 時間の無駄は避けたい

よく「誰にでも時間は平等」なんて言われますが、私は「誰にでも平等かつ貴重なもの」であると考えます。
その貴重なものを奪われて、いい気持ちがする人なんていないんです。凄く単純な顧客目線の欠如だと思います。
どんなモールでも「お客で賑わい繁盛する事」がゴールの筈。責任は出店者にもありますが、モールにだって管理責任というものがあります。
結果的にモールの信用が落ち、お客の出入りが減りますから、是非とも本気で対策してほしいものです!

対策を実現するには?

もちろん、仕組みが必要なのでコストがかかることは避けられませんが、筆者は比較的小さなコストで実現できると思っています。
一部モールでは「商品発送後のみ」店舗レビューが出来ますが、実はキャンセル時こそレビューが必要なのではないでしょうか。そうすれば、品質や出品方法が悪い店舗は自然と明るみに出ます。

問題店舗に低いスコアさえ付いていていれば、利用者が除外できるも良し、検索から取り除くも良し、出店停止のうえ売上保留も良しです。
実際のところamazonが出店者に対しどのような指導をしているのかは解りかねますが、少なくとも私はこれまで一方的にキャンセルされた事がなく※、それなりの指導があるのかも知れません。

※追記:同僚より「されたことがある!」と指摘あり。完璧ではないようです。
総まとめで、今年はどんな年になるのか?というと

どこまで顧客本位のサービスができるか?

が、より問われる一年になるのではないでしょうか。
当たり前すぎて、つまらないまとめですが(笑)

楽天市場やYahoo!ショッピングに出店していて
amazonまたは、まだモール出店していない
というEC事業者の皆様、モールとしても優秀なamazonも、是非ご検討下さい。

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