コロナ対策とインバウンド需要増が同時に可能!?今トレンドとなっている「ドームハウス」とは

阿蘇ファームランドタイトル

旅行好きの中で大流行!トレンドとなっているドームハウスとは何なのか。ドームハウスの可能性と魅力をご紹介!
ドームハウスで活気づく阿蘇ファームランドはいかにしてドームハウスを運営しているのか。

どのような運用をしてどのような未来があるのか。ドームハウス建設とその運用のパイオニアである阿蘇ファームランドに取材してみた。

ドームハウスはその奇抜な形だけで魅力を獲得したわけではない。コロナ対策や海外に強い決済との連動など、見えないところにも新しさが詰まっている。

ドームハウスとは

意外と中は広く、何にでも使える

ドームハウスは様々なタイプや大きさがあり、宿泊施設だけでなく、店舗や温浴施設としても活用されている。断熱性が高く、省エネで、室内は快適だ。

ドームハウスの開発・製造・施工・販売は別事業のグループ企業として石川県加賀市にジャパンドームハウス㈱を設立して行っている。「住居や宿泊施設、温浴施設だけでなく、植物工場型の農業用ハウスや、災害用備蓄倉庫など、様々な面で日本だけでなく世界からの様々な需要に応えられる」という。

ドームハウス開発秘話

健康施設・阿蘇ファームランドは、阿蘇くじゅう国立公園の中、標高550mにある。高原とは言え夏は気温30℃を越える日も多く、冬は-10℃以下になる日も。
この環境の中でも、年間通して快適に過ごすことができる宿泊施設を造りたいという思いが、ドームハウス開発につながった。

国立公園内ということで
・環境や景観にも配慮したもの
・自然環境に負けない丈夫なもの
という点を重視。しかし既存の物の中では、コレというものは見つからなかった。

そこで、自分たちで開発し造ってしまえばいい、とドームハウスに乗り出した。

日本で初めての特殊発泡ポリスチレン製・ドームハウスの開発に成功。前例が無かったため、様々な素材で検証や実験を重た。
国土交通大臣認定を取得して、阿蘇だけでなく日本中のほとんどの地域において建築確認申請が可能な「建物」になった。

開発すること数年。阿蘇ファームランド第1期オープン(1995年)から6年後の2001年にドームハウスによる宿泊施設が完成した。すると人気に火が付き、増築を重ね現在では450棟のドームが阿蘇に建てられた。

多数のドームハウスが運用されている

コロナ後でも有効か

個別に建てることのできるグランピング型や木造ロッジ型に比較しても長期的な視点でのコストパフォーマンスも高い。

日本や世界に降りかかる問題は新型コロナ感染症だけではない。大震災や環境災害に対する対応も可能だ。

2016年の熊本地震においては震度7クラスの大地震が2度、熊本・阿蘇を襲った。阿蘇ファームランドでも鉄骨建築物への大きな被害や駐車場の大規模な崩落が発生し、復活までは相当の年月が必要だった。

しかし、ドームハウスは、軽量で、安定した構造を持ち、個別に建ち、地震に耐える条件を兼ね備えていた為、ほとんど被害を受けなかった。「倒壊や破損により使用不能となったドームは1棟もありませんでした。さらに地元の方の避難所として数か月間に渡って活躍することが出来ました。地震の際に被害が無かった建物なので、皆様安心して過ごして頂くことが出来たようです」と、避難場所としても活用できた。

阿蘇のドームハウスは「滞在型健康施設・大自然阿蘇 健康の森」の宿泊施設。「With コロナ時代において重要性が再認識された『健康』や『免疫力』『生活習慣の改善』を皆様に体感して身につけて頂くための施設です。こういう時代だからこそ必要とされる健康施設として今後も世の中の健康に貢献していきたいと思います」と話した。

コロナ後を見据えたUPCの決済システムの導入

健康をテーマとする「滞在型健康施設・大自然阿蘇 健康の森」は、日本だけでなく世界からの利用者を想定した施設で「健康を体感し身につけて頂きたいと考えて造られた」という。

UPCの強みである海外とのつながり、海外決済の利便性の高さから、UPCの決済システム導入を決めた。
「アフターコロナの時代にも相応しい健康施設として、病気になりにくい体づくりのお手伝いをさせて頂きたい」と話す。
コロナ禍が終わった先のことを見据えると、海外の需要、そして海外に強い決済システムの導入が重要だ。

「海外からの利用者も見据えて、様々なカードや決済方法を選択できるようにしておく必要があり、このたびUPCのシステムを導入させて頂いた」と話した。

非日常感は抜群!独立式の建物と非現金決済の組み合わせでコロナ対策もバッチリ

ドームハウスに寄せられる感想

反響として意外に多いのが、今までに体験したことがない空間で非日常感が得られる、丸くて広々とした天井に癒される、ゆったりした気分になれる、という「癒し」や「快適さ」という面だ。

特色である省エネや耐久性というものは中々目で見て分かるわけでは無いので、「宿泊利用されたお客様の声としては、そういう非日常体験による部分が大きいのでは」という。

温浴施設として、蒸気サウナや岩盤浴、薬草や天然鉱物による健康温熱窯、屋根付き露天風呂などの用途でも多く使用している。「ここでも、柱の無い丸い広々とした非日常空間による癒しの効果を多く感じられるのではないか」と話す。

・With コロナ時代、どうドームハウスを活かすのか?対策や今後について
ドームハウスは宿泊施設としてはWithコロナの時代に適合した施設。

1棟ずつ独立して建てるため、客室の扉や窓を開ければ、そこは国立公園の自然の中であり、「3密を避ける」というならば、これ以上のものはない。

通常のビル型や旅館型の宿泊施設のように、廊下で他の宿泊客やホテルスタッフとすれ違いや空間の共有もない。室内空間が広く、換気し易く、温度や湿度を一定に保ち易く、そしてシンプルで丸い室内は清掃もし易い。「感染防止には非常に適していると考えています」と話す。

耐久性も高く、「メンテナンスさえ続ければ建物自体は100年以上でも問題なく使用できる」という。

さいごに ㈱阿蘇ファームランドから皆様へひとこと

㈱阿蘇ファームランドが運営する「滞在型健康施設・大自然阿蘇 健康の森」、日帰りのお客様を対象とした「健康増進パーク 阿蘇 元気の森」は、健康と元気と自然を愛する皆様に来て頂くことが出来る日を心よりお待ち申し上げております。
日本語・英語・中国語に対応できるスタッフを揃え、様々な決裁にも対応できますので、ぜひお越しいただき、健康と元気と自然を体感して頂きたいと願っております。

取材協力:阿蘇ファームランドさま https://asofarmland.co.jp/

筆者プロフィール

teatime

編集長 例のりす

決済を利用するすべての人へのメディア「UP College」の編集をしている人。なんでも興味を持ってしまい、広く浅くを通してしまって何かと手に負えなくなっている。

対象がインドア・アウトドア問わずなのでコロナ自粛生活だろうと解禁されようと相変わらず時間が足りていない。