【100人に聞きました】電子マネーをどこで使う?何を買う?使用頻度は?使い方を調査
※本記事は2019年以前に書かれたものです。また、掲載内容は作成当時の情報に基づいています。
さて、今年ももう2ヶ月と残りわずかとなってきました。月日が過ぎるのは本当に早いものです…社会人になったと同時に東京に来て7か月が経とうとしていますが、まだまだ方言は直りません。
どのように電子マネーを活用している?
さて、前回は世代別利用率及び理由についてでしたが、今回は
- 「電子マネーをどこで使う?」
- 「電子マネーで何を買う?」
- 「使用頻度はどれくらい?」
についての調査報告です。
前回の記事では「電子マネーを利用する理由」を考察しました。その結果、既に幅広い世代に利用されている印象の電子マネーですが、まだまだ伸びしろがあることが分かりました。
そこで今回はさらに広い範囲の現状分析として、電子マネーは「どこで・何を・どれくらいの頻度」で利用されているのか?を調査して考察しました。
ちなみに私は毎日通勤時に利用する以外は、自宅付近の小さなスーパーで食品などを購入する際に週3程度利用しています。
皆さんはどこで何を買うときにどの頻度で電子マネーを利用しますか?
電子マネーをどこで使うか
オフラインが圧倒的多数派!
当社への電子マネー導入のお問い合わせもオンラインゲームが中心だったので、電子マネーはそもそもオンライン取引の為に生まれたものだとすら思っており、驚きの結果でした。
そんな、今や少数派と言える方のコメントには
- オンラインゲームでよく利用する(埼玉県/女性/34歳/無職)
- オンラインゲームで、どうしても欲しいものがあるとき(広島県/女性/41歳/パート)
というものがありました。
電子マネーをオンラインゲームで使っている方は、5年以上前(大手国産SNSがゲームをウリにしていた頃)から、ずっと利用しているユーザーだと考えられます。しかし、今や「オンラインのライトなゲーム市場」はすっかりスマートフォンアプリに移り変わり、電子マネーはおろかクレジット課金も必要とせず、AppleやGoogleが全ての課金を代行しています。
当社に電子マネー新規導入の問い合わせがほとんどなくなってしまったのも、このスマートフォンアプリの勢いによるものだと思います。私たち代行業者にとっては、寂しい限りです(泣)
もうひとつ注目したいのが、僅差ではありますがスーパーやドラッグストアの利用率が自動販売機を上回っているという点です。自動販売機の方が設置数は多く、手軽に購入できる単価の安い商品にもかかわらず、スーパーやドラッグストアでの利用の方が支持されていました。ポイントが重要視されている証拠ですね。
回答者の意見には
- イオンでwaonをよく使う。チャージすると「ワオン」と鳴くので可愛いし、土日は更にポイントが付く為お得になる(埼玉県/女性/44歳/パート)
私は専ら交通系ICカードに頼りっぱなしですが、イオンや一部のコンビニで流通系が強く支持されているようですね。
「ワオン」って結構大きな音で最初聞いたときはびっくりしました(笑)
電子マネーで何を買うか
このグラフと手前のものを見比べる際には一つ、注意点があります。先程「電子マネーをどこで使うか」のネット通販/オンラインサービスの割合が13%なのに対して、こちらのグラフではオンラインコンテンツとゲーム内課金が合わせて19%になっています。ここで食い違いが発生しますが、「どこで使うか」の質問には複数回答可にしてあるため、矛盾が起きていることをあらかじめご了承頂きたいと思います。
最近では電子書籍などオンラインコンテンツが発展している中、未だに本や雑誌などが支持されているのには正直驚きました。ここでもオフラインが人気を博しているようですね。
また、最近では日用品などもネットで買う傾向があり、重い荷物を持ち運ぶことなく家に商品が届くのが人気の理由となっています。
電子マネーの使用頻度はどれくらいか
半数近くがほぼ毎日利用している!
通勤通学に交通系ICカードを利用する方、毎日コンビニを利用する方など、約半数が生活圏内で便利に利用できるとあって、「ほぼ毎日」との回答が47%と半数近くを占めました。中には
- 複数の電子マネーを使い分けているので特に意識したことはない(東京都/男性/35歳/自営業)
- 現金は買い物では使わない(岡山県/男性/33歳/パート)
といったヘビーユーザーもいて、電子マネーへの高い感心が伺われました。
一方で、53%が週一以下と答え、「電子マネーだとつい使いすぎたり、そもそもチャージするのが面倒だったり」という現金主義なコメントが目立ちました。
まとめ:小銭も使わない時代がもう来ている!?
最近、ゲームセンターのプリントシール機やクレーンゲームでも電子マネーが使えるのをこの目で見ました。もう小銭を用意しなくていい、両替をせずに済む、このような「当たり前」が覆される時代になってきたのです。
お気づきでしょうか?これは、前回の「電子マネーを利用する理由」にバッチリあてはまっているのです。
小銭を持ち歩く煩わしさを解消してくれる電子マネー。まだまだ普及しているところは限られていますが、これから導入するお店は確実に増えていくことでしょう。